cEDH.jp

第14期統率者神挑戦者決定戦 Top12デッキ紹介
デッキ紹介

第14期統率者神挑戦者決定戦 Top12デッキ紹介

公開更新

4月25日に晴れる屋TC東京で第14期統率者神挑戦者決定戦が開催されました。2日目に歩を進めた12のデッキを紹介します。

1位 ログラクフ + テヴェシュ

第1期統率者神決定戦からTop4に残っていたマツモト選手が、今回もログテヴェでその地力を見せつけました。

以下の2プランを持ち、2色のデッキながらも様々なレンジで戦えるのが特徴です。

  • 高いボードコントロール力と《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat, Doom of Fools》による継続的なアドバンテージ獲得を活かしたミッドレンジプラン
  • 《ロフガフフの息子、ログラクフ/Rograkh, Son of Rohgahh》を活かしたマナ加速と《むかつき/Ad Nauseam》によるアグロプラン

このデッキには今や定番カードとなった《呪詛の壊し屋/Hexing Squelcher》が採用されておらず、代わりに《スパイダーパンク/Spider-Punk》が採用されています。これには深い意図があるわけではなく、しばらくコマンダーをプレイできていなかったため、うっかり入れ忘れてしまったとのこと。それだけのブランクにも関わらずこの戦績。さすがと言うほかありません。

2位 ムメノン

今回のTop12で最大の注目株と言って良いでしょう。

デッキトップからアーティファクトを唱えても良いという能力と、アーティファクトに「手札意外から呪文を唱えるためにだけ使えるマナを加える能力」を与える能力を持つ、自己完結型のジェネラルです。登場時から注目を集めてはいましたが、これまで目立った戦績は残していませんでした。

驚くべきはその割り切った構成。土地は《朦朧への没入/Sink into Stupor》を含めても21枚と限界まで切り詰めている他、《朦朧への没入/Sink into Stupor》以外のインスタントも1枚も採用されていません。デッキの大半がデッキトップを操作できる軽量アーティファクトかコスト軽減アーティファクトで構成されており、ひとたびチェインが始まればまず止まることはないでしょう。

一見相手の仕掛けに対して無力にも思えますが、《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》といった墓地対策、《真髄の針/Pithing Needle》《呪われたトーテム像/Cursed Totem》といった起動型能力対策ができる軽量アーティファクトが大量に採用されており、攻防の両面で活躍します。

3位 百合子

根強い人気を誇る《虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger's Shadow》。第12期統率者神挑戦者決定戦でも予選を1位通過したフジタ選手が再び上位入賞しました。

cEDHでは数少ない対戦相手のライフを削り切ることができるデッキですが、今回のデッキリストには《ドラコ/Draco》のようなダメージだけを目的としたカードは採用されていません。メインプランは《最後の審判/Doomsday》《タッサの神託者/Thassa's Oracle》で、百合子はアドバンテージ源 + 他プレイヤーへのプレッシャーという役割が主になっています。

大量の打消しと除去を採用しており、一度マウントを取ったこのデッキを突き崩すのは容易ではありません。

4位 デリーヴィー

《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician》の名手であるムトウ選手が今回も入賞しました。

登場時から《出産の殻/Birthing Pod》を強く使える統率者として知られており、そのギミックは健在。《うろつく玉座/Roaming Throne》《世慣れた見張り、デルニー/Delney, Streetwise Lookout》の登場によってコンボルートの幅が大きく拡がっており、コンボの成立要件についてはしっかりと意識しておきたいデッキです。

デリーヴィー自身がアドバンテージを取れない分、《一つの指輪/The One Ring》《秘密を知るもの、トスキ/Toski, Bearer of Secrets》などの定番カード以外にも《浜辺の王、プラゴン/Plagon, Lord of the Beach》《気前のいい贔屓筋/Generous Patron》といった優秀なアドバンテージ源を採用。リソース勝負をしっかりと意識した構築です。

5位 ルムラ

緑単の定番統率者になった《森の轟き、ルムラ/Lumra, Bellow of the Woods》が今回も入賞しました。

土地とクリーチャーだけでもコンボが成立する他、コンボの成立要件が一見すると分かりづらく、 cEDHでも随一の妨害しづらさを誇るデッキです。

今回の構築は妨害が少なめで、かなり前のめりなもの。元々《むかつき/Ad Nauseam》の速度に対抗できるデッキではないため、こうした割り切りが勝利に貢献したのかもしれません。

6位 ティヴィット

毎度おなじみフクモト選手のティヴィット、今回も安定の入賞です。

『ストリクスヘイヴンの秘密』からは《不吉な収穫/Ominous Harvest》を採用。大量のトークンを生成できるティヴィットとの噛み合いが良い1枚。有力なアドバンテージ源を獲得しました。

またフクモト選手のティヴィットには《タッサの神託者/Thassa's Oracle》が採用されていないことで知られていますが、今回はまさかの採用。関東で流行していた《金線の賢者/Filigree Sages》型キナンの速度感に対抗するための判断とのことです。

7位 キナン

Top12に2人残った《眷者の神童、キナン/Kinnan, Bonder Prodigy》の内の1人です。こちらは比較的オーソドックスな構築。

フィニッシャーとしての《歯車組立工/Cogwork Assembler》の採用が特徴的です。《歩行バリスタ/Walking Ballista》と違い、キナンの起動で場に出すことができるのがポイント。反面インスタントタイミングでのフィニッシュ手段にはなり得ませんが、対戦相手の盤面のアーティファクトもコピーできるため、思わぬ角度から勝ちにつながる可能性も秘めています。

8位 ログラクフ + トラシオス

近年は赤いマナが必須のカードを採用しないシミックログトラと呼ばれるタイプが多く見られますが、この構築では《呪詛の壊し屋/Hexing Squelcher》《死の国からの脱出/Underworld Breach》が採用されています。どちらも非常に強力なカードで、赤いマナ源を採用する理由としては十分でしょう。

《この町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enough》の採用も特徴的で、自分の《ロフガフフの息子、ログラクフ/Rograkh, Son of Rohgahh》やETB持ちクリーチャーを巻き込んで2マナの妨害として使える他、《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》《永遠の証人/Eternal Witness》をバウンスすることによる無限マナも可能です。

9位 ログラクフ + サイラス

cEDH最速のデッキが今回も入賞。この構築は特に前のめりで、《人造魔導士、ケフカ/Kefka, Court Mage》《記憶の裏切り/Mnemonic Betrayal》《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》といったミッドレンジを想定したカードがほとんど採用されていません。

その中でも採用されている《食糧補充/Stock Up》は、このカードがいかに優秀なカードなのかを物語っています。

10位 ティナ

《食物連鎖/Food Chain》《灯の分身/Spark Double》コンボの印象も強い《魔導戦士、ティナ/Terra, Magical Adept》。今回はどちらも不採用で、5c《むかつき/Ad Nauseam》デッキとして構築されています。どちらもコンボ以外では使いづらいカードなので、この割り切りは合理的でしょう。

ティムナ + クラムと比べて緑のマナ加速や《輪作/Crop Rotation》を採用できる強みはありますが、アドバンテージ獲得能力の弱さが課題。《Wheel of Fortune》《鏡細工/Mirrormade》《ファンシー・フラッシュ/Flash Photography》を採用することでその点を補っています。

11位 ラル

非黒のデッキとしては最速の《モンスーンの魔道士、ラル/Ral, Monsoon Mage》。海外では人気の高い統率者ですが、統率者神挑戦者決定戦においては初の入賞となりました。

フィニッシュ手段として《ファイレクシア病の前触れ/Prologue to Phyresis》《ラッドストーム/Radstorm》も採用。《ラッドストーム/Radstorm》《遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kin》のカウンターも増やせる他、(滅多にあることではありませんが)除去に対応したなどの理由で忠誠度不足で変身したラルの忠誠度を上げて、奥義につなげることも可能です。

12位 キナン

Top12に2人残った《眷者の神童、キナン/Kinnan, Bonder Prodigy》の内の1人。こちらはこの1か月ほどで急激に流行しつつある《金線の賢者/Filigree Sages》型キナンです。

《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》を積極的にサーチする既存のキナンと比べ、様々な角度から無限マナを生み出そうとするのが特徴。初見では気づきにくいコンボも多く、ある程度構築が知られ始めた今でも分からん殺しが発生する構築です。

余談ですが、当サイトの管理人はこのデッキの一人回しを1か月間毎日5時間ほど繰り返し、夢に見るようになりました。非常に中毒性がありますし、分からん殺しを避けるためにも1度一人回しをしてみることをオススメします。