《神経質な予見者、ヘルガ/Helga, Skittish Seer》は、ヘルガによるマナ加速とドローを活かしたミッドレンジデッキです。ヘルガのマナ能力の性質上、クリーチャーを主体としたデッキになることが多く、中でも「セミブルー」と呼ばれる構築が日本では主流です。
キルターンはやや遅めですが、安定したドロー能力を活かして相手の攻めをいなしつつ、《否認/Negate》耐性を持ったクリーチャーコンボを目指します。
統率者の特徴
《神経質な予見者、ヘルガ/Helga, Skittish Seer》
ヘルガは以下の2つの能力を持ちます
- マナ総量が4以上のクリーチャーを唱えるたびに、1ドローして+1/+1カウンターをヘルガに置く誘発型能力
- マナ総量が4以上であるか、マナコストにXを含むクリーチャー呪文にだけ使えるマナを、ヘルガのパワー分加える起動型能力
《熟考漂い/Mulldrifter》や《Avatar of Growth》といった、マナ総量が4以上でありながら軽く唱えられるクリーチャーは好相性。ドローとマナを大きく安定させます。また《祖先の像/Ancestral Statue》+《侵入警報/Intruder Alarm》や《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》+《食物連鎖/Food Chain》といった組み合わせで無限ドロー + 無限マナが成立するため、多くのデッキでこれらのコンボが採用されています。
カードピックアップ
《不動の守護者、アッパ/Appa, Steadfast Guardian》
アッパ自身がヘルガの能力を誘発させつつ、気の技によってヘルガの大量誘発と各種ETB能力の再利用が狙えます。瞬速を持っているため、クリーチャーデッキが苦手とする全体除去への解答になるのも嬉しいポイント。
バントカラーのデッキにおいては《流浪のドレイク/Peregrine Drake》と《守護フェリダー/Felidar Guardian》などの組み合わせで無限マナ・無限トークンも可能。もちろんヘルガを添えれば無限ドローです。
《星原の歌手/Starfield Vocalist》
ワープ能力によってヘルガの能力を複数回誘発させつつ、他のクリーチャーのETB能力をコピーする最高のアドバンテージ源です。類似したカードとして《パンハモニコン/Panharmonicon》や《機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines》が存在しましたが、これが2マナで出てくるというのはやはり破格。セミブルー構築のヘルガの強度に大きく貢献しました。
これに限らず、唱えるためのマナと実際のマナ総量に差のあるクリーチャーは《食物連鎖/Food Chain》とも好相性。《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》抜きでも大量のマナを生み出し、チェインコンボの起点になります。
サンプルデッキ
第13期統率者神決定戦で、セミブルー構築の考案者であるスザワ選手が使用したデッキリストです。
2025年2月15日に晴れる屋仙台店の《ヨーグモスの意志》争奪統率者戦でサカモト選手が使用し、優勝したデッキリストです。
《ぶどうのドライアド/Vine Dryad》や《スカイシュラウドの切断獣/Skyshroud Cutter》といったピッチスペルによって、ヘルガをフルタップで出したターンにもドローが可能です。
外部記事
第12期統率者神挑戦者決定戦における、スザワ選手による参加レポート + デッキ解説です。
セミブルーについての解説記事です。
