1月16日(金)にプレリリースを控えた『ローウィンの昏明』、各種インカーネーションやジャン=エマニュエル・ドゥプラ選手のプレイヤー・スポットライト・カードである《並外れた語り部/Formidable Speaker》など、強力なカードが目白押しの本セット。cEDHにはどのような影響を与えるのでしょうか?
白
《キンザーの歩哨/Kinscaer Sentry》
攻撃時に攻撃クリーチャーの数以下のマナ総量のクリーチャーを攻撃した状態で場に出せるキスキン。白は《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》や《勝利の学士/Voice of Victory》を擁する色。これらが唱えられることなく戦場に出てくるのは脅威と言うほかありません。《織り手のティムナ/Tymna, the Weaver》を統率者にしたデッキで採用が検討できるでしょう。
青
《エレンドラ谷の応答/Glen Elendra's Answer》
やや重いものの、派手な能力を持った打ち消されない打ち消し呪文。空中戦の最後に使用することで、大量のトークンを生成することが可能。マナを自然に構えられて、トークン生成に意味を持たせやすい《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》などで候補になるかもしれません。
《全変する変わり身/Omni-Changeling》
召集持ちのクローン。クローンを多用するデッキでは自然と召集コストを用意できることも多く、0マナクローンとしての運用も夢ではありません。
多相持ちなのは良し悪し。セミブルーや《精霊の魂、アニマー/Animar, Soul of Elements》といったクローンを多用するデッキには《茶色のラダガスト/Radagast the Brown》が採用されていることも多く、これとの相性が悪いのが気になるところです。
黒
《アケノテブクロ使いの造反者/Dawnhand Dissident》
やや悠長なリソース獲得カード。真価を発揮するのは《光明の不可思議、タヤム/Tayam, Luminous Enigma》に採用した時でしょう。毎ターンカウンターを2つ供給しつつ、対戦相手の墓地コンボに睨みをきかせることが可能です。
《月影/Moonshadow》
これまた《光明の不可思議、タヤム/Tayam, Luminous Enigma》カードです。自動的にカウンターが取り除かれていくとはいえ、1マナで6個のカウンターは破格。
またクリンナップに誘発する能力を持っているため、《沈黙/Silence》や《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》などのカードへの対策として機能します。威迫持ちなので、アタッカーとしても運用できる《織り手のティムナ/Tymna, the Weaver》で見かけることがあるかもしれません。
赤
《呪詛の壊し屋/Hexing Squelcher》
赤い対話拒否カード。《スパイダーパンク/Spider-Punk》は着地後に《沈黙/Silence》を合わせられると、打ち消すこともできずに下家に振り込んでしまうというリスクがありました。こちらは影響範囲が自分だけなので、《沈黙/Silence》を打ち消せます。仮に打ち消せなかったとしても、特にリスクはありません。
除去耐性がないも同然なのはネックですが、白くないデッキの対話拒否カードとして頻繁に見かけることになるでしょう。特にログサイでは待望の1枚です。
緑
《食らいつく変わり身/Chomping Changeling》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》が多相になって帰ってきました。各部族のシナジーを享受できるため、多相であることがデメリットになるデッキ以外ではこちらに入れ替わることになるでしょう。
《並外れた語り部/Formidable Speaker》
ジャン=エマニュエル・ドゥプラ選手ありがとう。ETBで制限なしのクリーチャーサーチは非常に強力。《守護フェリダー/Felidar Guardian》などの能力を再利用できるクリーチャーをサーチすることで、様々な1枚コンボの起点になれます。
これだけでも強力なところ、1マナとタップでパーマネントをアンタップ可能。《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》をアンタップしましょう。緑絡みのクリーチャーデッキでは定番の1枚になるでしょう。
多色
《小村の心、ブリジッド/Brigid, Clachan's Heart》
《夢の円環のドルイド/Circle of Dreams Druid》の亜種。変身するためのタイムラグとマナこそかかりますが、元々召喚酔いの影響を受けること、自前でクリーチャーカウントを稼げることを考えると、同じような運用ができるでしょう。
伝説のクリーチャーなので、統率者への指定も可能。その場合は《養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer》や《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》の構築が参考になりそうです。
《上位のフェイ、マラレン/Maralen, Fae Ascendant》
新たな《食物連鎖/Food Chain》ジェネラル。《欲深き者、エヴリン/Evelyn, the Covetous》と似た能力を持ちますが、このターンに追放したカードしか使えないのは惜しいところ。《ハイフェイのトリックスター/High Fae Trickster》や《錬金術師の隠れ家/Alchemist's Refuge》を使って、相手ターンにも積極的に動いていきましょう。
《鮮麗/Vibrance》
新たなインカーネーションのうちの1枚。《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》を使い倒すデッキにとって待望の、土地サーチが可能な軽量クリーチャーです。赤の能力も無限マナを生み出した後のフィニッシュ手段として有用。《ロフガフフの息子、ログラクフ/Rograkh, Son of Rohgahh》と《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》の共闘では定番カードになりそうです。
《幽愁/Wistfulness》
インカーネーションサイクルの緑青バージョン。能力自体は派手ではないものの、2マナで《神経質な予見者、ヘルガ/Helga, Skittish Seer》の能力を誘発させつつ、置物除去かドローを選べるのは中々便利。サイクル全体の共通点として、《食物連鎖/Food Chain》との相性の良さも嬉しいポイントです。
《無尽蔵、アシュリング/Ashling, the Limitless》
個人的には今回のセットで最も注目している1枚。《Avatar of Growth》を1マナで唱えて、基本土地を4枚サーチできます。《熟考漂い/Mulldrifter》や《威厳の魔力/Regal Force》といった相性の良いカードは数知れず、デッキビルダーの腕が鳴る1枚です。
《墓所の選別者/Grave Sifter》や《ムラーサの緑守り/Greenwarden of Murasa》と《食物連鎖/Food Chain》などの組み合わせで無限コンボにも繋げやすく、cEDHにおいても時折見かけることになる統率者かもしれません。
