《ロフガフフの息子、ログラクフ/Rograkh, Son of Rohgahh》と《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》の共闘は、ログラクフが0マナであることと、トラシオスの起動型能力によるアドバンテージ獲得を軸にしたミッドレンジデッキです。2026年1月現在は赤い呪文をピッチスペルのみに絞った「シミックログトラ」と呼ばれる構築が主流ですが、赤い呪文も採用した構築や、続唱呪文を連打する「セミブルー」と呼ばれる構築も存在します。
統率者の特徴
《ロフガフフの息子、ログラクフ/Rograkh, Son of Rohgahh》
0マナ0/1のコボルド・戦士で、先制攻撃・威迫・トランプルという3つのキーワード能力と共闘を持ちます。cEDHにおいては0マナで共闘を持った統率者であるという点を活用することが多く、それ以外の点については多くの場面において意識されません。
《激情の後見/Fierce Guardianship》や《偏向はたき/Deflecting Swat》といった統率者ピッチとの相性が良いほか、《モックス・アンバー/Mox Amber》や《伝説の秘宝/Relic of Legends》といった伝説のクリーチャーを参照する呪文との相性は抜群です。また緑を含むデッキにおいては1ターン目には腐りがちな《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》を有効活用できるという点も重要です。
《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》
占術1を行った後にデッキトップを公開して、土地であればタップイン。それ以外の場合にはドローするという無色4マナをコストにした起動型能力を持ちます。多くのトラシオスデッキではこの起動型能力をメインのアドバンテージ源としており、《訓練場/Training Grounds》や《生術師の使い魔/Biomancer's Familiar》といった起動コスト軽減カード、各ターンごとにマナ源をアンタップできる《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》が採用されています。
こちらも2マナと比較的軽く、ログラクフが除去された場合にも統率者ピッチを構えることが可能です。
カードピックアップ
《朧宮の微風呼び/Oboro Breezecaller》
登場自体は2005年の『神河救済』と新しいカードではありませんが、《マダラの鉤爪門/Talon Gates of Madara》の登場によって一気に注目を集めたカードです。2マナ + 自身の土地を手札に戻すことをコストに、土地を1枚アンタップすることができます。微風呼びを含むクリーチャーが6体 + マダラ +《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》がそろうことで、
- マダラをコストに微風呼びを起動
- クレイドルから6マナ出す
- 手札のマダラを起動して戦場に出す
- マダラからマナを出して、微風呼びを起動
を繰り返して無限マナを生み出します。その後はトラシオスを無限に起動し、何かしらのフィニッシュ手段にアクセスします。
マダラの登場によって注目されたカードですが、実はマダラがなくても土地を公開している間はトラシオスを起動し続けることが可能です。構築や運によって左右されますが、クリーチャーが10体いればおおむねデッキを1周してマダラにアクセスすることが可能。それより少ない場合にも、起動コスト軽減や途中で引いたクリーチャーを展開することでチェイン可能。状況によってはクリーチャー6体程度で見切り発車することも。
《春心のナントゥーコ/Springheart Nantuko》
上陸で1/1の昆虫トークンを生み出す2マナのクリーチャー。クリーチャーに授与されている場合は、誘発時に2マナを支払うことで授与されているクリーチャーのコピートークンを生成することも可能です。
単純に上陸でクリーチャートークンを生成するカードとしては最軽量で、トラシオス +《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》と非常に相性が良い1枚です。また《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》に授与することで、《朧宮の微風呼び/Oboro Breezecaller》と似た使い方も可能。《アナグマモグラの仔/Badgermole Cub》に授与した場合には、上陸するたびに指数関数的にマナが伸びていきます。
サンプルデッキ
第13期統率者神決定戦でコバヤシ選手が使用したデッキリストです。赤いマナ源を採用しない、シミックログトラの典型的な構築です。
第12期統率者神決定戦でモリ選手が使用したデッキリストです。打ち消し呪文が採用されておらず、《頂点壊滅獣/Apex Devastator》や《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》といった続唱呪文が採用されたセミブルーと呼ばれる構築です。
外部記事
コウダ選手によるシミックログトラの記事です。デッキ自体の解説ではありませんが、約半年にわたって同デッキを使った上での各カードに対する知見が述べられています。
モリ選手によるセミブルー構築の解説記事です。








